HOME > PROJECT > RAINMAKER PROJECT

2007年4月19日(木)

【ケニアから帰国のマルクによるリポート】

日頃よりRAINMAKER PROJECTにご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
先日、ケニアから主要スタッフ、マルク・リゴディスが帰ってきました。
本日は彼がまとめた簡単なレポートを皆さんにお伝えしたいと思います。昨年三月下旬にナイロビの東南約30kmにあるAhtI River(アッシ・リバー)で行った粘土団子
散布により、アカシアや野菜の芽が出、順調に生育していることを前回のリポートでご紹介しました。

今回は、そのアッシ・リバーへ行ってみました。
プラス面
アカシアの木の中には150cmまで育ったものがあった。
(写真/今の季節は日本の秋にあたるので、葉っぱを落としています)


マイナス面
動物から芽を守るために作られていた柵はなくなっていた。おそらく壊した柵で炭を作ろうとしたのだと思われる。
同じ理由から、何本かの大きく育った木が切られていた。

また、昨年9月に播種したFunyula(フニュラ)地区へも行ってみました。
マイナス面
我々が播種した場所のうちの2カ所は荒されていた。(根こそぎ引き抜かれたり、牛や羊のような動物に食べられたりしていた)
プラス面
我々が播種した木は非常によく育ち、平均50〜60cmになっていた。
その中で最もよく育った木は6ヶ月で250cmにまで伸びていた。

今回は、新たにNyanza(ニャンザ)地区で、トライアルを行いました。
[Rongo in Nyanza]

  1. 粘土団子づくりのワークショップと散布(2007/3/25〜27)
    約10人程度のニャンザ現地住民とRainmaker Kenya スタッフ4名が以下の種をまぜた粘土団子を作り、散布した。(写真)

    Makuhamia Lutea 3Kg
    Cassia Siamia 3Kg
    Cassia Spectanilis 2Kg
    Sesbania Sesban 2K
    Tamarindus Indica 2Kg
    Croton Megalocaspus 2Kg
    Leucalna Leucocephala 2Kg
    Cupressus Lushanica 2Kg
    Spathodea Campanulete 2Kg
    Casavina Equisetizolia 2Kg        合計10種類 22kg

  2. トライアルを終えて
    M.バーナード氏の苗木畑に新しい粘土団子センターを作ることが決定。
    同センターは「リハビリテーション・グループ」−植林活動を行っている30人の女性グループ と共同運営される。
    ニャンザ地区は以前、大森林地帯で、大規模な樹木の伐採が行われた地域である。なかには、早急な緑化が必要な場所もある。(写真)


以上簡単ではありますが、取り急ぎご報告させていただきます。
5月にはケニアでのもう1人の主要スタッフ、リリー・オデロが来日する予定です。
報告を兼ねたイベントも計画していますので改めましてご連絡させていただきます。

 

2007年3月20日(火)

【2006年3月に行ったトライアルの成果視察映像】

2006年3月、ケニアの首都ナイロビの東南、約30Kmの位置にあるAhti River(アッシ・リバー)で行った粘土団子散布トライアルの成果視察の模様(2006年 9月)
■Part3:おかげさまでケニアでアカシアの木成育中!(3分10秒)

2006年10月14日(土)

【2006年9月粘土団子散布トライアル in ケニア映像】

■Part1:歌とともに、みんなで粘土団子づくり(7分45秒)

■Part2:歌とともに、みんなで粘土団子散布 (9分5秒)

■番外編:ケニアの子ども達×榎田竜路 (4分32秒)

 

 

2006年9月2日(土)〜9月5日(火)

【2006年9月2〜5日に行ったトライアルについて】

場所:ビクトリア湖周辺の6コミュニティ(フニュラ地区周辺)/4カ所(計8ヘクタール)

季節:冬(乾期の最後)

参加人数:現地スタッフ3名(RAINMAKER IN KENYA)
現地住民 51名
     日本のスタッフ 2名(RAINMAKER PROJECT)
記者 1名(毎日新聞横浜支局・足立旬子氏)
     合計57名

播種した種の種類:
各2kgずつ(全11種類) 合計22kg
Markhamia  マクハミア  ノウゼンカズラ科  Markhamia hildebrandtii
Casrarine
Cupnessus
Accasia マメ科アカシア
Sesbania マメ科草セスバニア  Sesbania cannabina
SennaSpec センナ(?)
Senna Slaines
Neem ニーム(インドセンダン) Azadirachta indica
Cordia African コルディア
Prunus African   ピジウム(pygeum)
Goerillea

成果:
現地のネットワークがさらに強固なものになり、より広がりができた。
緑化NGO、GREEN AFRICA(ケニヤ森林省の研究機関であるケニヤ森林研究所の研究者等もスタッフとして活動している)との協力体制が既に出来ており、19日にRAINMAKER KENYAのスタッフが粘土団子の作り方を指導し,良好な関係ができている。

 

2006年9月1日(金)

【2006年3月に行ったトライアルについて】

■成果:9月1日 夕刻 榎田竜路確認

既に40本以上ものアカシアの幼木が顔をのぞかせ、最高60センチにまで育っていた。ただ,近くを流れているAHTI RIVER にはワニが多く棲息しており,夕暮れになると活動し始めるため,数えきれずに帰ってこざるを得なかった。

2006年8月26日(土)

【Rainmaker Project Party】

Rainmaker in Kenyaの活動報告イベント『Rainmaker Project Party』が横浜のZAIMで行われました。

まずは粘度団子の作成体験ワークショップからスタート。


予想以上にたくさんの方に参加いただきました。
「たなごころ」で味わう、粘度をこねたり丸めたりする感触に、大人も子どももいつしか夢中になっていました。


続いて、ケニアでの粘度団子散布トライアルの状況報告会。
現地で撮影された映像を観ながら、経過が伝えられました。
今後の因果関係の解明が待たれるところですが、粘度団子を蒔いたエリアは、粘度団子から出た根や芽により地表の水分や温度が一定に保たれるからでしょうか、相乗効果でその土地に眠っていた植物の種も目を覚まし、一面草に覆われていました。


上の写真は、粘度団子から発芽した、アカシアの幼木。植樹ではなく、種からでも育つことが実証されました。

 

2006年7月2日(日)

【ケニア現地スタッフより速報】

Rainmaker in Kenyaのスタッフから新しい情報が入りました。

数日前,3月にトライアルを実施したAhti Riverにいってきました。
野菜(豆)は順調に成長しており、アカシアの木も芽が出て,小さな木に育っていました!
トライアルを実施した場所には相乗効果と思われる,種を蒔いたもの以外の草も育っていました。

以上詳細情報が入り次第ご連絡します。

ということで、次回の播種にあたり(8〜9月/雨期の前)、6コミュニティ(1コミュニティ約6へクタ−ル、関わる女性達約16名)
によるトライアル実施が決定しており、現在,準備を進めています。

それに伴い,榎田理事長はじめ、日本のスタッフの現地入りも決定しています。スケジュールの関係で9月4日から約1週間程度の滞在となりますが,この間に全てのコミュニティを回って現地の皆さんとの交流を図ることになります。

 

2006年4月22日(土)

【状況チェック】

先日(4月20日)、粘土団子を蒔いたAthi Riverに行ってきました。
柵で囲う前に、状況をチェックするためです。

雨期の晴れ間に行ったのですが、ぬかるんだ道に車がはまってしまいました。
さて、種を蒔いたところを観察してみると、多くの野菜(豆)からは芽が出ていました!
アカシアとユーカリからはまだ芽が出ていませんでした。

来週の月曜日(24日)に(天気がよければ)早速柵で囲う作業をする予定です。
残念なことに、柵を盗難から守るために見張りが必要です。
この週末で人数を集め、備えるつもりです。

 

2006年4月15日(土)

【柵の取り付け】

その後、ケニヤのRainmaker達は、粘土団子を蒔かれた1ヘクタールの土地にどのような柵をどうやって取り付ければよいか、費用や人手に関しても含めて話し合いました。

その結果、さる4月14日に、どんな柵をどうやって取り付けるか、そして費用と人手の問題も明らかになったとの報告を受け、新たに柵の取り付けにかかる費用を送金しました。

 

2006年4月12日(水)

【第1回トライアルについて】

  1. 目的
    今回のトライアルの目的は以下の2つです。
    • ケニヤでの粘土団子の効果を知り、それによりさらに国際的に協力者を募るための元となるデータを採取する
    • ネットワークと組織作りに役立てる

  2. 実施内容

    【概要】
    場所: Athi River:ナイロビの東南、約30Kmの位置。
    半砂漠地帯。


    種の種類 : 量(おおよそ)

    1. 樹木 - アカシア ・・・0.5キロ
      ユーカリ ・・・ 0.25キロ
    2. 野菜-豆の混合、および茶豆 0.25キロ
    使用した土の種類:ナイロビの赤粘土
    粘土団子をまいた表面:1 ヘクタール(100m×100m)
    実施した人数:Western Women's Network ・・・3名
    Rigaudis 416prod ・・・3名
    ボランティア ・・・13名

    【粘土団子作り】

    日付: 2006年3月24日(水)
    所要時間:約3時間
    この日の午後、Western Women's Network(以下WWN)には19名のグループ全員が、粘土団子を作るために集まりました。 粘土団子の作り方を撮影した短いデモンストレーション・ビデオを見た後、メンバーは仕事にかかりました。

    1. 粘土を、とても純度の高いものにするため、金属と網の2つのふるいでふるいにかけます。これはとても良いトレーニングになります。
    2. 粘土に、水と様々な異なる種類の種を入れ、粘土のかたまりをつくるためにこねます。かたまりの中に入っている空気を抜くためにセメントの床に数回打ち付けます。
    3. こうして、かたまりから粘土団子ができます。
    4. 粘土団子は、乾燥させるため、午後の陽射しの下、屋外に出しました。

      こうして、粘土団子がきちんと固まる頃である3月27日(土)に、粘土団子蒔きが実施されることが決定しました。

    【粘土団子蒔き】

    日付: 2006年3月27日(土)
    気温:約30℃
    天気:晴れ。風が強く、非常に日差しの強い日で、
    雨期に入る直前の典型的な気候でした。
    場所: Athi River
    所要時間:約30分

    今回は、前回のグループの中うち、一部のメンバーが集まりました。
    午後12:30頃、Western Women's Network の事務所に集合。参加者はWWNから2名の女性、Rigaudis416prod から2名、そして3名のボランティアの方、計7名でした。
    粘土団子は乾燥し、準備ができています。団子を集めて袋に入れます。
    メンバーは午後1時に出発し、車でAthi Riverへ向いました。ところどころで道路状況が悪く、予定の50分より長くかかってしまいました。
    到着するとすぐに、約100メートル四方の土地全体に粘土団子蒔きが開始されました。



  3. 成果と問題点

    【成果】
    粘土団子蒔きは雨期直前に行うのが最も効果的だといわれています。ケニヤのス タッフがレポートを書いている途中、期待していた雨が降り始めたので、時期はパーフェクトでした。
    また、ボランティアメンバーが実際に一緒に粘土団子を作ったことにより、メンバーの団結も強まり、今後の組織作りの基礎が築かれました。

    【問題点】

    1. いくつかの粘土団子が割れてしまいました。これはおそらく、粘土団子の生地の中にまだ空気が残っていたか、乾燥させる時に直射日光が強すぎたためだと思われます。
    2. メンバーのうちの数人は粘土団子蒔きに参加することができませんでした。これは、移動交通手段の制約によるものでした。
    3. 粘土団子蒔きが行なわれた土地は、早急に柵で囲う必要があります。
      今回の実施場所は柵で囲われておらず、芽が出始めるとすぐに苗が草食動物に食べられる危険性があります。動物達は深刻な砂漠化により餓死寸前で、少しでも芽が出てくると素早く食べてしまうのです。
      今回、柵は経済的な制約からとりつけることができませんでしたが、
      実施後に集まった募金から出来るだけ早く柵を購入する予定です。


  4. 第1回目のトライアルを終えて
    このトライアルは、今後、ケニヤの森林省が中心となりこのプロジェクトが世界的に認知され、よりグローバルな協力を得る目的で、可能な限り広く、多くの場所で実施され、より多くのデータを採取できるよう継続し、最終的にはケニヤ全土で実施できるまで活動を広げていきます。
    次回の雨期直前(9月頃)にはより多くの地域でトライアルが実施できるよう、現在、WWNのネットワークにより、女性の地位向上のためのNGO等に声をかけ、ネットワーク作り、組織作りを行っています。

  5. 募金の使い途
    みなさんからご寄付いただきました募金は、今回のトライアルの材料費(粘土、種、金のふるいなど)、ボランティアスタッフの交通費、ネットワーク作りと組織作りの為の活動費(交通費、車両費、通信費等)に使用させていただいております。又、今回の実施には少し遅れていますが、草食動物から芽を守るための柵を早急に購入すべく、現在手配を進めています。
    残額は,来る次回の粘土団子蒔きの為に貯蓄させていただきます。

    RAINMAKER IN KENYA

    この第1回のトライアルと同時に、ケニヤでのRAINMAKER(CBO−日本でいうNPOのような団体)を設立しました。
    これはRigaudis416 Production(映像プロダクション)と、Western Women's Network(NGO)の協働体であり、私たち日本のRainmaker(NPO法人横浜アートプロジェクト)と連動しながら、ケニアの自然環境が当面している矛盾した問題に対処すべく活動し、すべてのケニア住民が水と健康、そして美しい環境を享受できるよう目指します。
    以下その概要です。

    1. 目的
      ・ 土壌の衰退を周知させ、健康な環境の重要性を啓発する。
      ・ 環境を守ることの重要さを地域社会に伝える。
      ・ 学校が造林の必要性を認識し、それを生徒達に指導する。
      ・ 生徒と地域社会に、RAINMAKER(粘土団子)について指導する。
      ・ 土壌の腐食をおさえる(堡塁を築く、樹木や低木を植える)。
      ・ 都市と主要な町の川をきれいにする。
      ・ 環境から人為的公害を取り除く。
      ・ 造林活動 ‐ 樹木を植えることにより従事者に収入を生み出す。
      ・ 苗木畑の栽培を通し、貧困を軽減する。幾種類もの種を集める。
      ・ 従事者と地域社会の間に、エイズ対策の方法を広める。
    2. 活動
      ・ 播種方法「粘土団子」により、以下の活動を行う。
      ・ 種を集め、苗木畑を栽培・育成する。
      ・ 農地での作物の間作はじめ、様々な原産物、種々雑多な樹木や低木の間作を行う。
      ・ 家庭菜園や生垣の栽培
      ・ 地域社会内で環境問題に焦点をあてた演劇など舞台芸術の上演

    【事務局所在地】
    The Rainmaker - Kenya
    P.O. Box 73523 - 00200
    Nairobi, Kenya
    Tel / Fax : 254-020-2714419